3行、5行とか

Z世代が考案した3STEP日記が流行っているらしい。異例のヒットだとか。このコンセプトは過去にもありました。20年ほど前に「3行日記」
が流行ったことがあるのです。他にも
・5行日記
・1行書くだけ日記
など同じようなコンセプトもあります。3行日記はこんな風に書きます。
①今日よくなかったこと
②今日よかったこと
③明日の目標
といったテンプレートです。当時、会社の同僚が3行日記にハマり、会社の日報を3行日記で書いてました。よく覚えています。簡単に記述できるので、継続しやすいのが特徴でした。しかし、その後継続する人は見なくなりました。

3STEP

Z世代考案の3STEP日記は内容が若干ちがいます。このようなプロセスになります。

③次への行動

②気づき

①今日のできごと

と下から短文で書くのです。ステップなので、上昇志向の日記になるのです。特徴は
・気づきにフォーカス
・次へつなげる
ことでしょう。よくなかったことにはフォーカスしていません。反省もしていません。そこがポイントだと感じます。気分よく、次につなげる。翌日の行動につなげることができる仕組みです。理にかなった心理構造だと感じています。

いずれZ世代が社会に出て働くようになります。当然、一緒に働くようになるでしょう。そのときには
・3STEP日記
のようなプロセスで教えるといいのかもしれません。「できごと→気づき→次への行動」をワンセットで覚えておくといいでしょう。決して反省させないこと。マイナス点の指摘を行わないことだと感じます。

思考の定型化

思考は定型化して習慣化させると身につきます。意識しなければ新たに身につくことはまずないでしょう。思考も動作と同じで条件反射的に同じパターンで考えてしまいます。それを防ぐために、新しい思考回路はパターン化を繰り返す方がベストです。定型化された内容を繰り返すことで自分の中に定着化します。意識しながら行動を変え、定着化をするプロセスを身につけると他者より先に行くことができると感じています。

まとめ

長く続けられるパターンを探すことはなかなか困難のようです。情報が多すぎるからです。ひとつのことに取り組んで1週間、2週間で結果を求めてしまいます。結果が出なければ次の新しい手法に飛びついてしまうからです。本当は1年間、2年間と時間をかけて定着をしていきたいのですが、スピードの時代がそうさせないようにしているのでしょうか。悩ましいところです。このあたりの時間軸をどうやって教えるのか、理解してもらうのかが今後の課題だと感じています。