ネットバンクの弱点
インターネットバンキングも当たり前になってきましたが個人的にはネットバンクと非ネットバンクを分けて利用してきました。セキュリティの観点で分けて運用していたのです。しかし銀行アプリを入れると自動的にネットバンクが利用できるようになってしまいました。逃れられないようです。
ネットバンキングの不正送金が急増しているそうです。2023年上期(1月〜6月)が過去最高を更新。何件ぐらい不正送金があると思いますか。全国で2322件だそうです。被害額も30億円まで膨れており、去年の2倍ペース。(平均129万円の不正送金)注意喚起を金融庁や警視庁が発信してますが効果は薄いようです。
https://www.fsa.go.jp/ordinary/internet-bank_2.html
なぜ
なぜ引っかかるのか。それはフィッシングメールが高度化しているからです。【重要なお知らせ】・・銀行という件名で送付される迷惑メールです。あまりにも巧みすぎて見抜けないようになっています。銀行からのメールは正規メールが来ても、疑ってしまいます。
他にも
【・・銀行】重要 必ず回答ください
【・・銀行】重要 お客さま情報等の確認について
【・・銀行】お客さまの直近の取引における重要な確認について
といった件名が多いようです。防ぐにはメールに貼られているリンク(URL)を確認するしかありません。しかし、正式なドメインも銀行によっては複数のドメインが存在しており、すべてを覚えることはできません。その都度、リンクをクリックする前に【リンクを検索する】ことしかなさそうです。
最近の事例
最新のフィッシング詐欺の手口はこちらに掲載されています。
https://www.antiphishing.jp/news/
最新の手口としては
◆ETC 利用照会サービスをかたるフィッシング (2023/09/04)
https://www.antiphishing.jp/news/alert/ETC_20230904.html
が掲載されています。
まとめ
定期的に見る必要がありそうです。
便利なネットバンキングも、その反面でこうした詐欺に狙われるのです。
使わないという選択肢はないので、情報武装しておきたいところです。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳執筆