新たな撮影スタイル

映画やドラマの撮影方法が大きく変わってきています。特にロケ地での撮影が減少し、その代わりに「バーチャルプロダクション」と呼ばれる技術が注目を集めています。バーチャルプロダクションは、スタジオ内で実際の風景をバーチャルに再現することにより、臨場感あふれる映像を作り出す手法です。

従来の映画やドラマの撮影では、ロケ地での撮影が一般的でした。しかし、ロケ地を探すための時間や費用、そして天候に左右されるリスクなどが課題となっていました。こうした課題を解決するために、バーチャルプロダクションが活用され始めているのです。

大河ドラマでもバーチャルプロダクションが使われ始めており、撮影の90%で利用するケースも出始めました。今後は、そのレベルがだんだんと上がっていくことでしょう。

バーチャルプロダクションとは

バーチャルプロダクションでは、スタジオ内に特殊な背景を作り、その中で俳優や女優が演技をすることで、まるで実際のロケ地での撮影のような映像を作り出すことが可能です。例えば、宇宙空間や歴史的な風景など、通常では到達が難しい場所でもバーチャルな環境を構築することができます。下記CMは店内の背景がすべてバーチャルプロダクションになっています。俳優は液晶の前にセットされているテーブルと椅子だけで撮影しているのです。

バーチャルプロダクションでは、CGや特殊効果を駆使してさらに臨場感や迫力を追求することができるのも特徴です。例えば、迫りくる津波や爆発などのシーンも、実際にロケ地で再現するのではなく、バーチャルな環境で作り出すことができます。

コストが抑えられる

このようなバーチャルプロダクションの導入により、撮影現場の効率化と柔軟性が向上しています。撮影の労働環境も軽減されるでしょう。さらに、リアルな映像効果や美しい背景を短期間で作り出すことができるため、映画やドラマの製作期間も短縮されることが期待されています。

まとめ

バーチャルプロダクションは、映画やドラマ製作の未来を変える可能性を秘めています。これまでにない視覚的な体験やストーリーテリングの幅を広げることで、視聴者はより一層作品に没入することができるでしょう。今後さらなる技術の進化やクリエイティブなアイデアの実現により、バーチャルプロダクションはますます重要な存在となっていくことでしょう。また、テーマパークのエンターテイメントも同じようになっていきます。ラスベガスにできた施設では背景がすべてLEDになっており、その臨場感は映像を通じてでも実感できます。下記動画はU2のライブですが、背景はすべてLED映像です。リアルな風景にしか見えません。

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