トレンド
毎年トレンドは細分化していると感じています。大きなトレンドは少なくなり、共通言語となるような話題は少なくなりました。スポーツの話題をしても共感されないことも増えていると感じます。細分化のメリットも逆にあるのは事実で、自分の好きな領域の情報をSNSが補完してくれるのはありがたいことです。そんなSNSの振り返りの時期になりました。TikTokがトレンドを発表。部門別に選ばれていますが、羅列すると下記になります。
トレンド:TikTok
https://tiktok-for-business.co.jp/archives/18331/
・ストリートスナップ
・バスケ日本代表
・なぁぜなぁぜ
・『アイドル』(TVアニメ『【推しの子】』のオープニング主題歌)
・ユニクロバッグ
・『最高の教師』(ドラマ)
並べるとわかりますが、この中に文脈があるわけではありません。特定のグループ(層)があり、そのグループが大きければ「トレンド」として認識されるだけです。仕掛けてトレンドになったものもあれば、自然発生的にトレンドとなったものもあります。
TikTokの特徴は仕掛ける側の会社規模大小の差が出ないことです。個人でもOKなのです。ここが強みであり、仕掛ける側にとってもチャンスなのです。YouTubeは始めたばかりの人が目立つことはほとんどないメディアになっています。TikTokの方は始めたばかりでも大きく取り上げられるチャンスがあり、それだけ可能性を感じている人も多いのではないでしょうか。
SNSの将来性とは
SNSを活用するとき「発信する」と表現します。しかし、それが適切な表現なのでしょうか。SNSはあくまでも見ている人とコミュニケーションをするツールにすぎません。コミュニケーションを前提としたコンテンツにする必要があると感じます。語り方もしゃべり方もコミュニケーションをしているように話す人に見る人が集中していると思います。こうした視点でSNSを見ているとわかることがあるのではないでしょうか。
まとめ
SNSはトレンドを追いかけがちですが、原則は「コミュニケーションをする」ことです。この原則を外さずに取り組むことが優先でしょう。そのためにも、毎日短時間でいいのでSNSに接することも求められます。ちょっとした空き時間でもいいので、見ているとわかってくることがあります。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ藤原毅芳