EV火災例

EV(電気自動車)はリチウムイオンバッテリーを大量に積んでいます。そのため、火災になったとき炎が勢いよく出てくるのが特徴。下記映像をご覧いただくとわかりますが、数メートルの高さまで勢いのある炎が上がっているのです。しかも、なかなか鎮火しません。動画でもホースで水をかけている様子がわかりますが、一向に鎮火しないのがわかります。このような電気自動車の火災例は「EV Battery Fire」と検索すると幾つも出てきます。日本国内ではEV自体の数が少ないので火災件数はほとんど見当たらない。しかも、日本のEVは燃えない、と言われています。安全に対する考え方が違うのか、設計思想が違うためなのか、日本製EVでは今のところ発生していないのです。

普及の手前

電気自動車は普及にあたって乗り越えるべき壁がまだいくつも存在しています。
・走行距離が短い
・寒さに弱い
・充電時間が長い(急速充電であっても長い)
・8年ほどでバッテリー保証終了(交換費用高い)
といった点が気になるところです。数年で乗り換えるならば乗ってもいいかな、と思わせるものですが、長く乗り続けるクルマとしては選択できないのではないでしょうか。とある保険会社はある電気自動車メーカーの車両保険更新を停止すると連絡しており話題になっています。このように考えると、まだ電気自動車は普及期を迎えておらず、普及手前の谷を渡ろうとしている段階だと判断しています。

今のところHV

今のところHV(ハイブリット自動車)が燃費や耐久性を考えると最適な解になっています。米国でもEVブームが終わり、HVに回帰しているようです。日本ではEVは普及せずそのまま。トヨタのハイブリット車は50万kmまで走行した実績も出ており耐久性は実証されているようです。燃費はリッター20kmを維持しながら耐久性もあるので、HVはまだ選ばれるクルマだと感じます。

まとめ

1台のクルマを保有する期間はだんだんと延びています。クルマを選ぶ基準は、燃費であり、安全性であり、耐久性(維持費)だったりします。購入するときは様々な要因から選ぶと思いますが、不安要素があるクルマはさほど選ばれません。損をしたくない、失敗したくないと感じてしまうからです。そう考えるとEVの普及はもう少し先になりそうです。条件さえクリアできれば、逆に普及する可能性はあります。走行性能はEVの方が高く、車体の部品点数も少なく、衝突安全性も確保しやすい。EVの利点も魅力だからです。EV普及期になれば自動車メーカーの再編もありうるのでその時になればまた注目されることでしょう。

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