リーダーには種類がある

リーダーシップというと、一つの形があるように思われがちですが、実際にはさまざまなスタイルが存在します。人には性格、性質、タイプ、など分かれるので、基本モデルはあっても実際には千差万別。リーダー一人ひとりが違うものです。ただ、大きく分けると、数種類に分かれるので、それをまとめていきたいと思います。タイプごとに特徴をまとめていきますが、ひとつのタイプにこだわる必要はなく複合型のリーダーになると思います。または、自分の枠を広げるためにも、まだ実現していないリーダーの種類を知っておくのもいいでしょう。

変革型リーダー

変革型リーダーは、強いビジョンを持ち、組織全体を新しい方向へと導く力を持っています。転換させる力を持っています。変革しなければならない組織に現れるリーダー。不況が来ると大手企業でも予想外の変革型リーダーが抜擢される傾向にあります。個性も強く、腕力もあるリーダーであり、変革を成功させていきます。大きな情熱を持っているのも特徴です。

管理型リーダー

目標設定と評価システムを用いて部下を管理するリーダー。多くの中間管理職がこのスタイルでした。しかし、管理型のリーダーは減少しています。単に管理するだけのリーダーが承認されない時代になっていると感じます。そのため、管理型リーダーを今でも行っている人はスタッフから支持されない状況が発生しています。今後も減っていくだろうと予想しています。

サーバントリーダー

サーバントリーダーは、フォローを最優先に考え、フタッフの成長を促進することに力を注ぐタイプです。支援する、奉仕するリーダーと訳されています。しかし、単に支援する、奉仕するだけでなく、リーダーとして方向性を示しながら、姿勢としては支援する

民主的リーダー

チームメンバーの意見を尊重し、参加型の意思決定を行う民主的リーダー。オープンなコミュニケーションを重視しています。ただ、意見を尊重ばかりしていると、リーダーの意見が不明瞭になることが発生してしまうこともあります。方向性が統一されないのです。また、リーダーがスタッフに遠慮してしまうこともあり、単に意見の言えないリーダーがここの枠に入ってしまうこともあるでしょう。

委任型リーダー

チームメンバーに大幅な権限を与え、必要最小限の介入しか行わない委任型リーダー。放任型と混同することもありますが、まったく違います。委任型と自己認識している人が、まわりから見れば放任型になっていることがあるので、確認しておくといいでしょう。委任型のときは任せている範囲と権限を明瞭にしてから実践することです。

まとめ

リーダーシップスタイルは、状況や組織の文化、リーダー自身の性格特性によってが変わります。上記の種類を組み合わせて実践することもあるでしょう。自分のスタイルを見つけるためにも、リーダーの種類を知っておくことから始め、複数を身につけていくことでリーダーの実力が拡大していくと思います。

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