ヒト型
労働者不足は日本だけではありません。他国でも発生している現象です。そのため労働力不足を解消するためのロボットは進化しています。次のロボットとして注目されているのがヒト型ロボット。人間と同じような二足歩行をしながら働きます。電気自動車メーカーのテスラ社が開発しているのは以前公開したことがあると思います。今回は別のメーカーです。
メーカー
米国のロボットメーカーのFigure AI,Inc. 社です。特徴はAIロボットを開発していること。ヒト型のロボットは自律型ヒューマノイドと呼ばれています。製品名は「Figure 02」です。第2世代のヒューマノイドを出してきました。
スペック
この企業は、資金調達で約1000億円集めている企業で、注目されています。ChatGPTのOpenAIとも協力を締結しており、期待されています。このヒューマノイドのスペックの詳細は次のとおり。
- 身長167センチ
- 20kgまで積載運搬可能
- 稼働時間5時間
- 本体重さ:70kg
- 秒速1.2メートルの速さ
- マイクとスピーカー完備
- 人間との音声会話可能(ChatGPT提携)
工場内で
実際にこのヒューマノイドはBMWの自動車工場で利用されているそうです。工場内の平坦な場所で作業することは可能のようです。ティーチングに関してもニューラルネットワークを採用しているので、カメラから得られる映像で認識や理解が可能。自動でパターン認識をしていきます。人間も目から入る映像だけで判断しているので、同じようなことができるのではないか、と考えられている手法です。
まとめ
ロボットは大型アーム型から小型アーム型になり、さらに協働ロボットへと変化しています。今度は、それがヒューマノイド型に移行していくのでしょう。ヒューマノイド型であれば、自ら歩いて移動できるので、工場内でも自由に動いて作業ができます。自由度が上がるので、ロボット導入としてはメリットが大きくなるのではないでしょうか。あとは、価格帯が普及できる価格帯になるかがカギです。高価なロボットでは導入できる企業や場所が限られます。価格だけが気になるところです。
——————————-
スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳 運営 執筆