逃避ではなく
仕事で悩んでいるとき、悩みが大きくなり過ぎると、ついつい逃げ出したくなります。自分では解決できない、と感じるときほど逃避行を選択してしまうのです。時間が経っても解決しないのではないか、または、今後の不安を大きく感じたりとか。
人は、動物の中でも将来を考えることができる性質を持っているので、どうしても悩みが発生してしまいます。生命保存を優先させるなら、危険察知、危険予測ができるほど生存できるので、発展した能力なのかもしれません。
このような大きな悩み、解決できなさそうな悩みの解消はどうしたらいいのでしょうか。
・スポーツをする
・体を鍛える(ジムに行く)
・アウトドア活動を楽しむ
・お酒を飲む
・旅行に行くなど
一時的に気分転換する方法は数多くあります。
解決アプローチのひとつ
しかし、これらの活動は確かに気分をリフレッシュさせてくれますが、仕事の本質的な問題を解決することはありません。仕事に戻れば、問題はそのまま先送りされているだけです。結果的には、一時的な逃避に過ぎないのです。ある意味先送りしている状態であり、現状維持にしかすぎません。
そこで考えてみたいのは、「仕事の悩みは仕事で解決する」というアプローチです。そこには理由があります。
- 逃げても根本的な解決にはならない
- 解決すれば自分の実力になる
- 予想していなかった能力が開花する
このような理由から、やはり仕事の悩みは仕事で解決した方がいいと感じるのです。
シチュエーション
仕事で解決するという意味は、たとえば次のようなシチュエーションです。
- 人間関係で悩んでいる場合
コミュニケーションを取るしかない。コミュニケーションの取り方を工夫し、直接対話を試みる - 将来不安
将来を何度も描くしかない。不確実な領域は不安を増長させるので、不確実の範囲を理解してしまう
簡単ではないが
もちろん、簡単なことではありません。ときには外部からの支援(メンターや専門家のアドバイスなど)を得ることも有効。しかし、逃げずに向き合い、職場で実際に行動を起こすことで、必ず道は開けるはず。時間はかかってもいい。何年かかってもいいのではないでしょうか。そして、悩みを克服した先には、大きな成長が待っているはずです。自分でも知らなかった自分になることができるでしょう。
まとめ
仕事の悩みと向き合うのは大変ですが、それを乗り越えることで得られるものは計り知れません。解決できないことに、ずっと向き合い続けるのは並大抵のことではありませんが、解決できない内容が自分に降ってくることもありません。解決できる人だから役割があるのです。
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