移行している
「脱エクセル」という単語が記事の見出しに出てくるようになりました。エクセルもオンラインのシステムには勝てない状況になっています。エクセルはパソコンソフトの中でも、とても優秀なソフト。単なる表計算ではありません。データベースにもなりますし、プログラムも組めます。ゲームを作ることもできるのがエクセルなのです。しかし、時代がオンラインのシステム(クラウドサービス)へ移行しているので、避けようがないと感じます。
損保ジャパン、脱エクセル
企業向け保険の契約で表計算ソフト「Excel(エクセル)」による作業をやめ、11月から手続きなどをオンラインの専用システムで完結できるようにする。効率を高めることで顧客と向き合う時間を増やし、保険料の計算や手続き上のミス、不正も防ぐ。
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO84306750T21C24A0EE9000/
便利に
たとえば、顧客リストの管理は次のような段階で行なっていました。
1)エクセルで作成する
が第一段階。その次が
2)データベースソフト利用(例:マイクロソフトアクセスなど)https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/access
になります。データベースソフトはさほど普及しているイメージはありませんでした。20年ほど前はデータベースソフト自体がクラッシュすることもよくあり、苦労した覚えがあります。これが最近では
3)クラウドサービス(SFAなど)
に移行しています。金額面で安価なタイプは
・notion:https://www.notion.so/
・kintone:https://kintone.cybozu.co.jp/
であり、高額だと
・セールスフォース:https://www.salesforce.com/jp/
が代表的なものになります。どれも利用していますが、クラウドはやはり便利です。PCだけでなくスマホからもアクセスできるのが強みです。しかも軽快に動くのでストレスも感じません。
次は
Microsoftは脱エクセルの動きは前からわかっており、対策済みだと感じます。その点は、クラウドに大きく転換したときに感じました。OSのMicrosoftから、パソコンソフト、ブラウザと覇権を握りましたが、クラウドに大きく方向転換したのが、現在のCEOナデラ氏になってからです。創業期のCEOのときは、大きな方向転換ができなかったのではないかと考えています。
まとめ
方向転換の完了したMicrosoftにとっては脱エクセルが広がることは、むしろ歓迎なのかもしれません。ここでもいつも通りにシェアを確保してくると思います。そのあたりの戦略はいつも参考になります。今後はその点を確認したいと思います。
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