第4次スタート
最近、米や食品の値上がりが家計に響き、エンゲル係数が上昇しています。食費を抑えるために、麺類が売れています。ラーメンやパスタが増えています。他に、ピザも好調なのです。特にピザ市場は注目されています。この現象は、単なる一時的なトレンドになるでしょうか。それとも、継続的に定着するのでしょうか。その状況を取り上げてみます。
第四次ピザブームになる
ピザは何度もブームがありました。ブームの歴史的背景は下記の通りですが、今回が4回目のブームになります。最初は、50年以上前にスタートしています。1970年代です。第二次ブームは1990年代で宅配ピザが普及した時期です。宅配ピザの業界は競争が激しかった記憶があります。第三次ブームは1995年ごろからナポリピザが流行った時期になります。そして今回がコロナ禍からスタートした需要になります。テイクアウトが広がっています。また、中食の分野でもピザを販売していなかったところからピザの販売がスタートしているのが特徴です。
1)第一次ピザブーム(1970年代)
- 外資系チェーンの日本進出
- 新しい食文化としての認知
2)第二次ピザブーム(1990年代)
- デリバリーサービス(宅配ピザ)の普及:1985年に日本上陸
- 価格競争の活発化
3)第三次ピザブーム(1995年ごろから)
- 本格派ナポリピザの流行
- 専門店の増加
4)第四次ピザブーム(2020年~)
- コロナ禍での需要増加
- テイクアウト・デリバリー市場の拡大
まとめ
第四次ピザブームは、外的要因から派生しています。自宅にいる時間が長くなったときからテイクアウトが広がり、食品高騰でピザへの移行も増えたのです。インフレが続く限り、ピザの需要は減らないと思います。今後も話題になるのではないでしょうか。
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