4倍に増えても
30代の管理職が4倍に増えたという記事が出ていました。働きがいが出ることで退社を防ぐとのこと。30代の管理職を増やすことだけで、働きがいが出るのでしょうか。本当のところは「働きがい」だけではないと考えています。30代の管理職が増えればいいというわけではないのです。このあたりが誤解されやすいところだと感じています。経営は形だけをマネしても失敗するかもしれない。組織の不思議は、他社のマネをしても同じような効果を得られないことなのです。
可能性を感じるかどうか
ここでのポイントは、この組織にいて
・可能性を感じられるのか
にかかっています。働きがいだけではないのです。可能性を感じられるポイントが、たまたまこの会社では30代の管理職が増えた事象に現れているように過ぎません。なので、会社ごとで考えることは、何を変化させれば、スタッフがこの会社に対して可能性を感じるのかということだけです。何をしても良いのです。ただ、そこに可能性を感じられるポイントが埋め込まれているかどうかだけなのです。
平均年齢
企業の平均年齢が上昇し続けているときに、会社を改革しようとするならば、リーダーの平均年齢を下げていくことは効果的です。ただ注意しなければならないのは、実際の年齢ではないのです。会社の経営に携わる立場として、
・考え方が若いこと
・前例にとらわれないこと
・新しいことを受け入れること
・成功体験を捨てられること
などといった精神的な年齢のことを指しています。そのため、単に平均年齢を出すだけでは意味がありません。リーダーの考え方が若いのかどうか確認する必要があるのです。実年齢で計算すると、平均年齢が若い企業であっても、考え方が古ければ意味がありません。逆に会社は成長が止まってしまうのではないでしょうか。平均年齢ひとつ取ってみても、このようにちがいが出てくるので注意すべきポイントになります。
まとめ
今回のポイントは、会社に対して可能性を感じられるかどうかというポイントと、精神的な年齢の若さについてです。企業の将来性を測定するポイントになるでしょう。毎年のようにこの2つのポイントに関して確認することをおすすめします。
(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)
リコー、ジョブ型で30代管理職4倍 働きがいが退社防ぐ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC231UJ0T21C24A2000000/
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