なぜ増えているのか
「自分が挑戦する側」より「応援する側」の方が増加しているように感じます。あまり目立たない方がいいと感じている世代も確認しています。この現象は、組織における新たな文化となるかもしれないので、取り上げてみます。なぜ応援する側が増えていくのか、その要因も考えてみたいと思います。
応援する立場とは
増えているからには何かメリットがあるのでしょう。その点を考えてみたいと思います。応援する立場が持つ独自の利点です。具体的には以下の3点が要因だと考えています。
- リスクが低い:
自分が直接挑戦する場合と比べて、失敗した時の精神的なダメージが少ない - 心理的な報酬が得やすい:
応援した相手が成功したときの喜びを共有でき、自分も貢献した実感が得られる。幸福感が上がると書かれた論文もあります。 - エネルギー消費が適度:
主役としてすべてを背負う必要がなく、自分のペースでサポートできるのでストレスフリー
という3つが大きな要因ではないでしょうか。共感できる人もいるのではないかと思っています。確かに仕事以外においても、推し活が増えている理由は同じような要因だと個人的には感じています。
応援するなら
ただ応援する側の方に関しても、2つに分けられるのではないかと考えています。それは何かというと、
・熱心に応援する人
・ほどほどの応援する人
に分けられるのです。熱心に応援する人は、応援する人と自分が一体なるような感覚を持っていることがあります。そのため、最初は応援する側だったのですが、時間が経つにつれて、自分が挑戦する側になる人もいます。
たとえば、最初の職務内容が非営業の事務職であっても、営業さんを応援することで、最終的には自分も営業の仕事をやってみたい、と感じる人たちです。応援してる人と自分を重ね合わせることによって、躍動感が生まれるのでしょう。
まとめ
このように考えてみると、応援する側からスタートしても問題はないようです。ただ、熱心に応援する人になってほしいと感じます。熱心という表現だとわかりにくいかもしれませんが、没頭するレベルと考えていただければ理解できると思います。没頭するエネルギーが自分に向けて転換されていくのだと感じます。
(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)
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