弱くなったので

今回は、教育の分野について取り上げます。ここ数年の傾向として、サイエンスやテクノロジー、そして数学の分野が弱くなってしまったという結果が出ているようです。オンラインで学ぶことが増えたため、実験が減った結果、サイエンスやテクノロジーが深く理解できていないのかもしれません。そうなると、再度STEM教育が注目される可能性が高まってきました。

STEM教育とは

STEM教育とは、次の頭文字からつくられた言葉です。
Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Mathematics(数学)
の4分野です。日本では理系というジャンルになっていますが、その中でも4つに分けた形になります。これらの分野は実験や実習などを行いながら学んだ方が理解が深くなります。しかし、実験をする場所の問題や時間数がかかることがあるので、力を入れなければ成長しない分野です。もともと理系を選ぶ人が減っていると話題になった時期もありました。個人的には理系と文系に分けて考えない方が良いのではないかと考えています。仕事を始めると、どうしても数字が共通言語になるので、理系の基礎知識が必須になるからです。DXやAIに関しても同様です。基礎知識として理系の分野やSTEMの領域は強い方がメリットがあります。

数字に弱い

数字に弱い人が意外に多いなと感じることがあります。数字に接する機会が少ないからでしょう。ビジネスになると扱う数字の位も大きくなり、数字を読むことさえ慣れないと間違ってしまいます。数字を間違うと、見積もりや請求書の金額を間違うことになるので、ビジネスの現場においては、絶対に間違いが許されません。原価計算やコスト把握においても同様です。やはりビジネスにおいては数字に強い人がビジネスを制することになるのです。

数理能力

数字に関しては計算をすることより、数字を読むことから慣れていくと良いでしょう。コンマごとに
・千円
・百万円
・十億円
と単位を知っておくだけでも、数字に強い人として見られます。単位においても、1万 × 1万 = 1億と覚えておくと、大きな数字の計算も簡単に暗算で、できるようになります。

まとめ

オンライン授業のマイナスポイントが明らかになってきました。サイエンスやテクノロジーや数学において弱くなっている現実を把握しながら、今後の対策が必要になってきます。企業においても研修で数値の読み方を扱う必要があるように感じます。数字に強くなるために回数を重ねる必要があるでしょう。そこを克服できればチャンスが広がるわけです。相対的に強い人が少ない分野に関しては、逆に狙い目です。価値が出てくると思うので、取り組んでみるのもメリットでしょう。

(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)

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