話題が尽きない
歴史に残る日になったようです。2025年4月7日、日本平均株価が下落。史上3番目の下げ幅になりました。話題が尽きない2025年ですが、そのページ数を増やしています。米国トランプ政権が発動した関税によって影響された結果です。この関税スタートが不確実性の世界へ世界中を巻き込んでしまいました。今が、どのような状況なのか考えてみたいと思います。
何も見えない
現在の状況を専門家は、次のように解説しています。
- 予測可能性がほぼない
- 歴史上、不確実性がもっとも高い
- 過去30年の経験では通用しない
- 経験と理論では読み解けないのではないか
- 過去100年の歴史を振り返る必要がある
といった内容になっています。それほど、先がまったく見えない暗い霧がかかっている状態なのです。専門家の中にも、静観を決めている人もいるくらいです。発言しなくなっています。「先はわかりません」と断言する人もいるくらいなので、本当に見えないのでしょう。しかも、関税だけで終わるとは思えないので、次の施策が米国から出てくるのを待っている状況です。
変化から方向転換へ
関税の影響はすぐに出てきますが、企業経営の方向転換が決定されるには、まだ時間がかかるでしょう。3ヶ月後、6ヶ月後にチェックしたいポイントです。特に、上場会社の方向性がどこまで変わるのかが気がかりです。夏頃に2026年の方針を仮組みするはずなので、そこで方向転換する企業が出てくるのかを見ておきたい。このような方向性が決まるまでには、次のような流れになっています。
・事象が発生
・変化ポイント
・方向決め
というような3段階のプロセスで最終決定がされると考えています。その時間軸を想像しながら確認していく形になります。
まとめ
不確実性が高いときには、描くことのできる「シナリオ」の数を増やすことです。さまざまな人がシナリオを描いていますが、そのシナリオの内容の幅を知っておくことが大切。その中から自分で描くシナリオを作っていくことになります。ただ、ひとつに絞る必要もないので、3パターンぐらい想定しておきましょう。ただ、現実に起こることは「想定外」になることもあり、シナリオを描ききれないかもしれません。それでも時間は進んでいくので、実際に発生するシナリオの近くまでたどり着いておきたいところです。
(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)
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