調和のとれた

「調和のとれた人は自分より他人の利益を優先する」と言われている。ビジネスの場面では、個人の主張を聞くことのほうが多い。「認めてほしい」「評価してほしい」と自分のことばかり目を向けているのです。そのための自己弁護も優先されていると感じます。その理由のひとつが
・調和がとれていない
ことなのでしょう。他人の利益を優先することは、利他と表現されますが、その前提として「調和がとれていること」がベースになっているわけです。そのことを知らないと、人間的成長はないのかもしれません。

調和のとれた状態

ここで考えてみたいことがあります。それは、自分の中で「調和がとれている状態」とは、どのような状態なのかということ。おそらく、次のような状態が調和のとれた人になるでしょう。
・感情に左右されない
・強みだけでなく弱みも理解している
・好き嫌いと意見を分けて考えることができる
・自分の欲求を客観視できる
・過去を引きずらない
・失敗から学んでいる人
・いつも自然体
・目の前の損得に左右されない
といったところでしょうか。言葉にすると簡単です。とても簡単です。

調和の意義

競争や自己主張が重視される一方で、心の豊かさや人間関係の質を求めるようになりました。今後もそれは、高まっていくはずです。自分だけの利益を追求することの限界が見え始め、調和が再認識されていくと予想しています。実際に、AIの活用についても「セラピー」で活用していることが多いというデータも出てきました。競争の激しい国ほど、セラピーの需要が増加している現実があるのです。

まとめ

バランスがいい、調和がとれている、といった言葉で表現される人になることには意味があると感じます。偏った人たちだけで集団を引っ張ることはできない。やはり、集団形成においては、調和がとれている人が不可欠なのです。そのためにも、自分の中の調和が確立されてから、他人の利益を優先するプロセスがあることを認識しておくといいでしょう。このような抽象的なことは、プロセスを知っておかないと、到達できない領域です。

(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)

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