他人ごととして

「毎年、少しずつでも給与を上げてほしい」
これは多くのビジネスパーソンにとって、ごく自然な願いです。物価も上昇し、生活費の負担は年々増しています。努力に見合った評価や報酬を求めることは、当然のことです。

しかし一方で、経営者が「企業として成長していかなくてはならない」と語ると、「それは自分とは関係のない話」と感じてしまう人も少なくありません。会社の成長は社長や役員の問題、自分の役割とは切り離された“他人事”として捉えられてしまうのです。ここに、大きな矛盾が潜んでいます。

成長なくして、給与アップはありえない

考えてみてください。
会社が従業員の給与を上げるためには、どこからその原資を捻出する必要があるのでしょうか?
答えは明白です。収益の増加です。

企業が前年よりも多くの利益を出し、健全な財務状態を維持できてはじめて、給与や賞与、福利厚生の充実が実現できます。成長なき企業に、持続的な給与改善は不可能です。企業が停滞すれば、昇給の余地はなくなります利益が減れば、賞与カットやリストラのリスクも高まりますつまり、「会社の成長」は、「自分の待遇」に直結しているのです。

自分ごと化する視点が未来を変える

「会社に頼る」という受け身の姿勢では何も進みません。進んだとしても、それは他の人のおかげです。企業の成長は自分の成長と直結していることを認識しておくといいでしょう。何かに影響を与えている自分がいることを知っておくことです。影響力とは、会社の業績に対してチカラを発揮できることです。誤解してほしくないポイントです。

まとめ

会社の成長は、「あなた自身の未来を支える条件」でもあります。安定したい、安心したいのであれば、自分が貢献できる部分を探すことでしょう。個人のスキルや能力も他の人と比較して差別化されるほど影響力が出てきます。年齢を重ねるほど、差別化されるスキルや能力を得られるように設計しておくことだと感じます。

(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)

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