不安が巡る
新任リーダーに就任された方のために今回は記します。今は、新たな役割への期待と同時に、様々な不安を抱えていることでしょう。
「チームをうまくまとめられるだろうか」
「メンバーからの信頼を得られるだろうか」
「自分のリーダーシップは本当に正しいのだろうか」
「前任のリーダーと比較されるのではないか」
といった不安が巡ってくると思います。
今回は、そんな新任リーダーが抱える不安を乗り越えるためのポイントをお届けします。
新任リーダーが抱える不安
リーダーになる時の不安を具体的に考えてみます。不安は明確になればなるほど、解決しやすくなります。漠然とした内容の不安は解決しないもの。はっきりさせておくことが優先です。
- チーム運営への不安:
メンバーをうまくまとめられるか、目標達成に導けるかという不安 - 人間関係への不安:
メンバーからの信頼を得られるか、意見の対立をうまく解決できるかという不安 - 自己成長への不安:
自分のリーダーシップは正しいのか、必要なスキルを身につけられるかという不安 - 責任への不安
チームの成果に対する責任をどう果たせばいいのかという不安 - 変化への不安:
新しい役割に適応できるか、組織に貢献できるかという不安
信頼関係を築く
不安を解消するには、スタッフとのコミュニケーションが欠かせません。仲良くすることも大事ですが、基本は「信頼構築」が優先です。信頼がベースになると、何をやってもスムーズに進みます。信頼がなければ何をやってもうまくいきません。ここでいう、信頼とは、浅い関係ではありません。仕事に関して、意見交換を十分にすることです。ホンネベースで仕事の進め方や戦略について意見交換できることではないでしょうか。単に、明るい雰囲気で過ごすこととは違いますので注意してください。
まとめ
新任リーダーが抱える不安は、成長のチャンス。自己理解を深め、自分のカラーを導き出し、自分なりの進め方を習得することだと思います。前任者の手法に固執することなく、自分の道をつくっていくことです。前任者の轍(わだち)を最初は通るかもしれませんが、自分の轍もつくっていくようにしましょう。
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『経営情報Web Magazsine ファースト・ジャッジ』運営執筆 藤原毅芳(fjコンサルタンツ) from2011