取り上げないわけにはいかない
経営における不祥事はいくつも見てきましたが、 今回の件は取り上げないわけにはいかないなと思いました。プルデンシャル住民保険の元スタッフによる事案です。かなり悪質な内容だと感じています。過去にプルデンシャル生命保険のスタッフの方とは、総数で2桁の人数の方とお会いしていると思います。実際に顧客だったこともあります。なぜこのようなことが起こったのでしょうか。 原因を予測できる範囲で考えてみたいと思います。
事案3つ
具体的にどのような不正が行われたのかは次のとおり。実際には100人超のスタッフが関わったようです。年代も20代から50代となっています。顧客側は、500人超が被害を受けており、被害総額も31億円と出ています。これは30年間超の期間を調べた結果。時間が経っているものの中には内容を確かめられないものもあるようです。
- 一つ目の事案:
東京の30代男性の元スタッフによるもの。顧客に対し、架空の金融商品への投資を持ち掛け、会社の申込書類や社名入りの書面を悪用して金銭を受け取っていました。被害は4名で約5,300万円に上ります。
- 二つ目の事案は、熊本の20代男性の元スタッフによるものですが、こちらは「スタッフしか買えない株があり、絶対に利益が出る」と持ち掛け、社員持株制度の名称を悪用していました。3名から約720万円を詐取。
- 三つ目の事案は、東京の50代男性の元スタッフによる、保険料の立て替えに絡む不正請求です。金額約2万5千円。
インセンティブが多いからは本当か
このような不祥事が発生した理由として
・営業スタッフが個人事業主だから
・インセンティブが大きいから
といった声が上がっています。成績主義だからこのような不祥事が発生したと解釈しています。しかし、他社の事例を見てみると
・正社員
・インセンティブ少ない
状態でも同じような不祥事は発生しています。発生理由については、決めつけない方がいいでしょう。
信頼回復に向けた改革の取り組みについて
https://www.prudential.co.jp/news/pdf/980/20260116_2.pdf
まとめ
今回の発表は30年以上前のことから遡って公開しています。不都合な真実を隠蔽せず、すべてを詳らかにする姿勢は感じます。ただ、内容が想像を超えており、ちょっと言葉が出ません。企業存続が危ぶまれるほどのことだと感じています。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
