利用する範囲
AIの利用が増えていますが、利用範囲はまだ限定的です。画像や動画、音声以外の部分で利用できる範囲は下記のような内容です。
・商品開発のアイデア創出
・会議の要約
・メール文章の作成
コンビニ大手の利用が記事になっていましたが、他の企業でも似たような事例が出ています。このあたりがAIを使ってみて「だれもが便利」と感じるところです。他にも利用範囲はありますが、「便利だ」と感じない領域は利用がすすまないでしょう。
ローソン全社員が生成AI活用 アイデア壁打ちや会議要約
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC30BU30Q4A730C2000000
議事録は特に
オンラインの利用が増え、ミーティングの数が増えました。そのため、議事録作成の仕事も増えているはずです。議事録は後から書いていくと手間がかかり、時間がかかります。それならツールを使ってサクッと終わらせてしまいましょう。
1)録音と同時に文字起こし
ツール:CLOVA Note (スマホアプリ)iOS、Android
スマホ:Googleのピクセルスマホの録音機能(文字起こしできます)
2)AIで要約、まとめ
を行うだけです。時間はかからないでしょう。
提案資料
あとは、提案資料の作成にAIが使われるようになるでしょう。パワーポイントなどのプレゼン資料を作成するというより、提案内容を企画してくれる部分が有益で、便利さを感じるはずです。新しいツールは「便利」「とても便利」「やばいほど便利」と実感する大きさによって普及スピードが変わります。今のところ「便利」ぐらいなので、普及スピードはさほど速くないと感じます。
まとめ
AIの研修を導入する企業も出始めており、部分的ですがAIを利用する時期にきました。今までにない新しいツールが普及するには3年間の時間がかかります。これは経験則ですが、見たことのないツールに関しては、どうしても時間がかかると感じています。ただ、便利さを実感した後は普及スピードが一気に上がります。使わないと損、という気分になるのでしょう。使う人が半分以上になると加速度的に普及すると予想しています。
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