レールサイドとロードサイド。

小売業の出店形態です。

レールサイドは駅前出店、駅の

乗降客を対象にしています。

もう一方のロードサイド戦略は

郊外出店戦略。

家電量販店がわかりやすいです。

ヤマダ電機はロードサイド戦略、

ビックカメラ、ヨドバシカメラは

レールサイド戦略なのです。

ただ、ヤマダ戦略がここ数年、

レールサイド戦略へ切り替えて

競争激化させています。

家電に関して言えば、レールサイド

戦略の方が利益率が高い。

なぜならば、消耗品をついでに購入

するため利益率が上昇するのです。

消耗品とは、プリンターインク、乾電池

などを指します。

出張の時に定点観測をしていますが

地方で駅前の店舗撤退が進んでいます。

原因と時代の流れを考えてみますと、

顧客ニーズが大型売り場面積でないと

満たされなくなったことが要因だとわかります。

インターネットによる選択肢の増加でリアル

な店舗も品揃えが必要になったのです。

顧客が教育されてしまったからです。

建て替え、改装では売り場を広げることは

不可能です。

駐車場も同じように広げないといけません。

新しくそのエリアに出店する企業は、インター

チェンジのすぐ横に巨大な店舗をかまえることが

できます。駅前の店舗はこれでは勝てません。

このように、時代とともに顧客の購買基準が

変化していることが定点観測から理解できます。