17時間
12月は師走。忙しくなる時期ですが、振り返ると、ある休日に
・17時間
も仕事をしていたことがありました。PCに向かって仕事をし続けた日があったのです。8時から25時までやっていたと記憶しています。それでも終わらなかったのですが、1日でもこのような日があると、他の日が楽に感じるものです。そこから、仕事サイクルが形成され直すので、たまにはこのような日もあってもいいのかもしれません。特にアウトプットの量は、最大量の値を1日でも超えると、翌日から継続的アプトプット量も増えていくものです。不思議ですが、そうなっています。
体得するまでは量が必要では
仕事量に関しては、原則があります。
①練習しないとレベルが下がる技
②練習しなくても一定以上のレベルを保てる技
の2つです。
①の場合は、技レベルが一定以上を超えていない状態です。そのため技を習得できておらず、毎回結果が出ません。練習すると超えるときもありますが、一定しないのです。
②のケースだと、一定以上の技レベルになっているので、その後はあまり練習は必要ありません。いつ取り組んでも同じような結果を出せるレベルです。ここまで来ると「1人前」「黒字スタッフ」へ到達したことになるでしょう。
上記を比較するとわかりますが、最初の短期間で②まで到達する人はその後が楽です。その一方で、練習量が少なく、いつまでも①の状態の人は、しんどい期間が長くなるだけで、仕事もおもしろくない、と感じてしまうのではないでしょうか。ここが仕事に対して「好き」「嫌い」、「おもしろい」「おもしろくない」の境界線だと考えています。
短期間に集中して
運転免許のたとえ話だとわかりやすいと思います。毎日教習所に通う人は短期間(1ヶ月程度)で合格します。週に1回しか通わない人は6ヶ月ぐらい合格までかかると言われています。これは仕事でも同じ。一定レベル以上までは、毎日練習、訓練、反復を重ねた方がいいのです。そこは集中して取り組む時期であり、後から楽になるための手法でもあります。
冒頭で仕事の量についてエピソードを書きました。この量についても同じことが言えます。大量を経験した人は、その後が楽に感じます。最初を基準に考えるからです。逆に最初の量が少ないと、その後は「しんどく」感じます。最初の基準値が小さいからです。これは、経験則ですが、そうなっていると思います。
まとめ
今回の話は、どちらが良い、悪いではありません。単なる経験の話です。ただ、原則は不変だと思います。いつからか、効率重視になっており、技を習得するより、効率よくこなす方が優先されているように感じます。それが正しいかどうかは、数十年後にわかることになるでしょう。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳 運営 執筆