10大テクノロジー

世界を変える10大テクノロジー」が公開されています。この中で興味があるのは「3)小規模言語モデル」になります。AIの中で、「小規模」で動く人工知能です。
・効率が良い
・訓練時間が少ない
・安価になる
・エネルギー消費量が少ない
といった利点があります。小規模でありながら、性能は大規模モデルに匹敵する小規模言語モデルも出てきており期待されている分野です。持ち運びも可能であり、さまざまな製品に内蔵されるようになってくるでしょう。そうなると、製品のビジネスモデルも変化すると予測しています。

世界を変える10大テクノロジー
1)ヴェラ・C・ルービン天文台
2)生成AI検索
3)小規模言語モデル
4)牛のゲップ抑制サプリ
5)ロボタクシー
6)クリーンなジェット燃料
7)高速学習ロボット
8)長時間作用型HIV予防薬
9)グリーン鉄鋼
10)幹細胞治療の実用化

https://www.technologyreview.jp/s/353630/10-breakthrough-technologies-2025/

ロボタクシー

ロボタクシーは世界を変える可能性は大きいと感じます。ロボタクシーとは、無人で走行するタクシーのこと。タクシーだけ投入すれば、ドライバーは不要です。現在、米国、中国でロボタクシーが実現しています。中国では、次の企業が運営しています。
・バイドゥ(Baidu 百度)
・オートX(AutoX)
・ウィライド(WeRide)
・ポニーAI(Pony AI)
になります。米国では、GoogleのWaymoが運営している状態です。ロボタクシーの利点は価格面です。安価な設定がされており、既存のタクシー業界に対して価格破壊を引き起こしています。当然ですが、反発は大きいのです。顧客は安価なタクシーなのでメリットは大きくなりますが、既存企業にとってはマイナスでしかありません。また既存タクシー企業がロボタクシーを運営しておらず、新興企業(スタートアップ企業)がロボタクシーで参入しており、既存企業からの反発は不可避です。

日本では実証実験は行いますが、ロボタクシーの実現はしていません。既存のタクシー業界からの反発は必ず出てくるでしょう。そのためロボタクシーが実現するには時間がかかると思われています。世界を変えるテクノロジーを享受できるのはまだ先のようです。

まとめ

世界を変えるテクノロジーを見ると、明るい未来を感じます。しかし、実現するには時間がかかります。実現までの時間を想像するとき、業界の状況や参入障壁を考えてしまいます。この業界なら時間がかからない、この業界なら時間がかかる、と分かれているからです。実現までは早い方が良いと感じますが、業界の規模や特有の条件があるので、すぐに変わることの方が少ないと感じます。ただ個人的にはリスクを取りながら早期に実現することを期待しています。

(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)

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