形あるものは崩れる
Googleの牙城が崩壊し始めています。予想されていましたが、ようやく、データでわかるようになりました。Googleは2000年から25年間、検索のトップを走ってきました。その地位は揺るぎないものだと感じていました。しかし、ここにきてその牙城が崩れはじめたのです。シェアを確保した企業はなかなか転落しないと言われています。今回の兆候からわかることは何でしょうか。考えてみたいと思います。
代替による減少
検索ではなくAIに質問する。そんな行動が増えています。「最近、検索しなくなった」と言う人が増えているのです。要因としては
- AIは会話型で疑問に答えてくれる
- 答えが的確、かつ1回でたどり着けることが多い
- あいまいな質問でも答えてくれる
- 検索だと検索結果を自分でクリックして答えを探さなくてはならない。手間がかかると感じる
この流れは逆戻りしないと感じています。快適さを覚えて人が戻ることはないのです。
スイッチングによる減少
AppleのiPhoneに提供していたGoogleの検索エンジンも他に切り替わる予定です。その発表がありました。検索エンジンのスイッチングが発生するのです。これによりGoogle検索数が減少するのは明らかでGoogleの株価も下がりました。
どうするGoogle
GoogleもAIには注力しており、検索ジャンルを維持するために動いています。しかし、検索エンジンのシェアがあるために苦戦しています。シェアを減らす施策が実行できないのです。その点、AI各社はスタートアップ企業なので、もともとのシェアがありません。施策の自由度が高いのです。このようなときは、自由度の高い企業が優位。Googleの選択肢は
- ずば抜けたAIを開発すること
- AIスタートアップ企業を買収する
ことぐらいしか残されていません。
まとめ
トップを走る企業も永遠ではありません。20年で減少に転じています。企業の30年寿命説がメディアに出ていた時代を想起させるできごとです。今後のGoogleの施策はその点で注目です。
(下記動画は上記文章をAIで読み上げさせています。人の動きもAIが自動生成しており撮影はしておりません↓)
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