組織を2種類で考える
企業経営において現在の組織の性質を見極めることは欠かせない。そのため、組織は
・機能体
・共同体
の2種類に分けて考えるとわかりやすい。企業活動は、収益のための組織であり「機能体」になります。地域コミュニティや家族などは「共同体」になります。このバランスが組織運営ではとても大事。どちらかに偏り過ぎると弊害が出てくるのです。
機能体>共同体
機能体の性質が強い組織を考えてみましょう。機能体の性質の特報は
・「目標達成」
に主眼が置かれます。そのため、目標のための動きが求められます。効率性をひたすら求めることもあるでしょう。働く人にも機能を求められるので、機能体の性質が強くなればなるほど「ロボット化」のようになってきます。組織の中におけるメンバー同士の「親密度」はさほど重視されないのも特徴のひとつでしょう。日本の企業組織は、もともとドイツの軍隊に由来があると言われています。そのため、機能体の性質がもともと強いと認識しておいてもいいのではないでしょうか。
機能体<共同体
もう一方で、共同体の性質が強い組織を考えてみます。
・親密度
・仲の良さ
・相互協力
・居心地の良さ
に主眼が置かれます。そのため、目標に対して最短距離を目指すのではなく、
・温情
による決定が多くなります。特定の人のために、部署や役職をあえてつくったりします。そのため、組織の機能性は低くなる特徴があります。ある組織においては、
・役職者の方が多い
といったことも発生してしまいます。差し障りのない判断を重視し、揉めないようにするのが特徴です。
バランスがポイント
機能体と共同体で考えてみると、どちらかに偏っているときはバランスを整えること。組織は両方がバランスよく合わさったときにピークが発生します。そのために組織に何が必要なのか考えると、やるべきことがわかるのではないでしょうか。常に、見極めできるような仕組みが組織に備わっているとベストです。
まとめ
企業の組織は、仲良しチームなら居心地は良いですが、業績はそこに連動しません。落とし穴があると思った方がいいです。逆に機能体を追求し過ぎても、人が定着しないこともあります。現在の組織が、どちらの性質が強いのかを見極めながら決定したいところです。
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『経営情報Web Magazsine ファースト・ジャッジ』運営執筆藤原毅芳(fjコンサルタンツ) from2011