時間を投入して

長期休暇だから時間を自由にできる。そんなときは、ゆっくり終わりを気にせずできることを優先してもいいのではないでしょうか。人は、自分のやりたいことに時間を費やすことで満足します。おおよそ、2時間から5時間程度を継続して投入すると満足していきます。たとえば、難解な書籍に対して時間をかけて読むのもいいかもしれません。

要約止まり

書籍や論文は要約して読むものになってきています。そのため、要約止まりのケースが増えていますし、今後も増えていくでしょう。しかし、それでは、普通レベルで終わってしまいます。他と差をつけたいのであれば、他人がやっていないことに取り組むのが優先です。少数派にならなければ、優位なポジションにはたどりつきません。基準は、
・他の人がやっていない
・他の人ができない
ことを追求する姿勢です。

書籍の良さとデメリット

ビジネスにおける読書は、最初から最後まで読み切ることではありません。その1冊から
・新しい気づき
・新しい手法
・新しい思考回路
・新しい意見
などを手に入れることです。今までおそらく1万冊以上の書籍に接してきましたが、今でも新しい書籍に対してはメモを取りながら読んでいます。今でも新しい発見がありますし、自分のアイデアがさらに良くなるきっかけになっているからです。

答えが出ないことを考え続ける

経営には一般的な答えがありません。その都度、課題に対して1個の答えがあるだけです。ただ、同じような課題でも毎回答えが違うこともあり、やっかいです。
・環境が違う
・時代が違う
・メンバーが違う
ので、答えも違ってくるのでしょう。こんなとき、答えが見つからないことを考え続ける力が問われています。安易に検索したり、AIに聞くことだけで答えが見つかったような気になります。それはあくまでもヒントであり、正解ではありません。そこから考えやアイデアを飛躍させることになるのです。

まとめ

書籍に向き合うときには、テーマ設定があるといいでしょう。複数のテーマがあり、それぞれに目的があると複数の書籍を同時に読むことができます。飽きてきたら次の書籍に移ることもできるので気分転換にもなります。仕事だけではなく、ジャンルとしては、趣味やスポーツ、健康、などのテーマも設定しておけば、楽しみも増えるはず。WebやSNSから少し距離を置いた時間を取ってみてもいいのではないでしょうか。

——————————-
『経営情報Web Magazsine ファースト・ジャッジ』運営執筆 藤原毅芳(fjコンサルタンツ) from2011