ユーラシアグループ恒例
毎年恒例のユーラシア・グループの「2026年 世界10大リスク」が発表されています。(日本語版はこちら)内容は次のとおり。1位が米国の政治革命になっているところが注目。しかも年明けからベネズエラを攻撃。今年を象徴するできごとです。3月までにイベントが発生するリスクが大きくなっており、毎日のように動きを見せています。今年は、米国に始まって、米国で終わるような年になるのではないでしょうか。それにしても、世界の10大リスクのトップがこのような内容になるのは、それほど不安定、切羽詰まった状態であることがわかります。
| 1 | 米国の政治革命 |
| 2 | 「電気国家」中国 |
| 3 | トランプ版モンロー主義 |
| 4 | 包囲される欧州 |
| 5 | ロシアの第2の戦線 |
| 6 | 米国式国家資本主義 |
| 7 | 中国のデフレ |
| 8 | ユーザーを食い尽くすAI |
| 9 | USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)のゾンビ化 |
| 10 | 水の武器化 |
確信を持って語ることはできない
発表された内容を見ても、
・「第 1 次トランプ政権では持ちこたえていた安全装置の多くが今や崩れつつあり、この革命が終わった時に米国がどのような政治システムになっているか、もはや確信を持って語ることはできない。」
と記述されており、予測不可能な状態であることを実感します。何が発生してもおかしくないといえるのでしょう。このようなとき、最悪な事態を想像しなければなりませんが、それすら想像できないのかもしれません。
トランプ大統領とFRBパウエル議長の対立も鮮明になってきました。これも異常といえば異常です。ここまで対立を見せることは今まであったでしょうか。それほどのことだと感じます。
電気関係包囲網
電気国家中国というのは、
・電気自動車
・ドローン
・ロボット
・スマートグリット
・クリーンエネルギー生産
などのシェアを中国が確保したことに対するリスクです。電気自動車はヨーロッパの自動車メーカーがシェアを取ろうとしていましたが方向転換。日本のホンダも内燃機関から電動へと移行させると言っていましたが、こちらも方向転換しております。その中で、中国だけが拡大しながら電気関係の領域を掌握していったのです。(バッテリー、モーター、パワーエレクトロニクス、組み込み計算機)
人型ロボットも中国のメーカーばかり。米国のメーカーもありますが、数では比較になりません。日本もこの領域はほとんど存在していない様子で、出遅れている感じがします。
まとめ
10大リスクの中には、日本は入っていません。世界への影響力が少ないのが原因かもしれません。逆にリスクが少ない国として認識されているので、今後は、日本が注目される可能性は高いです。他の先進国のリスクが高まっていくほど、相対的に安全性の高い日本が注目される構造です。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
