狂乱の現場
2026年1月20日の記事に『日本国債急落、トレーディング現場は「狂乱」』と出ていました。それほど急な国債金利の上昇があったのです。国債は金利が上昇すると以前の国債の価値が下がります。低い金利の国債の価値が減少していくからです。そのため、売却する動きも活発になります。それにしても、トレーディングのオフィスで混乱が発生したと報道されている事実は知っておきたい部分ですね。
日本国債急落、トレーディング現場は「狂乱」-財政懸念が突然広がる
https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-01-20/sudden-japan-bond-crash-unleashes-turmoil-across-trading-floors
直接ではなく間接的に関係する
なぜ国債の金利は今になって上昇しているのか。以前は上昇せず一定の金利におさまっていました。その理由ははっきりしています。これまで日銀は、金利が急騰(債券価格が急落)する局面で、
・特定の利回りで国債を無制限に買い入れる「指値オペ」を実施
していたのです。市場のパニックを力技で抑え込んできた事実があるのです。しかし、現在はそれを減少させています。なので、現在は、市場原理で動いているのです。正常な形に戻ったわけです。
超長期債利回り急上昇 40年債、初の4%
一時、円安進行 財政懸念で売り拍車
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO93889040Q6A120C2EA2000/
最近の特徴
最近の変化として海外メディアが日本国債について取り上げる機会が増えていることです。米国財務長官も日本の債券市場の影響が出ていると発言しているので、さらに日本国債がグローバルで注目されるでしょう。そうなると、海外のヘッジファンド(ファストマネー)が日本の債券市場で攻めに転じていると予測されています。過去にもそのようなことが何度かありましたが、日銀は防いできました。今回はどうなるか見守る形になります。
米財務長官、米金利上昇は「日本から波及も」 トリプル安で発言
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN20BUY0Q6A120C2000000/
まとめ
国債の金利が急騰したから、急に変化があるわけではありません。しかし、炭鉱のカナリアと呼ばれるのが金利の動き。先を予想させるのが金利の動きです。注意深く見ていきたい動きだと感じています。
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