それ以上言えない
「これ以上は限界です」
と即答されてしまうと、それ以上強く踏み込むことが難しいのが今の時代のマネジメントです。少しでも強くうながせば「パワハラ」と言われかねないリスクがあり、経営側が言葉を飲み込まざるを得ない状況も少なくありません。しかし、その「言えない空気」が結果として停滞させてしまうことも事実。どうすればいいのか悩むところです。
状況確認
企業の根幹は「投下資本の拡大再生産を行う機関」です。拡大再生産が求められており、そうしなければ労働環境も改善されません。現状維持の状態で給与アップするわけもありません。そこには、工夫が必要なのです。誤解なきようお願いしたいのですが、無理をする必要はなく、壁にぶつかったときに解決策を導き出すことが必要と言っているだけです。
世の中では常に新しいツールが出てきています。そのツールを使って解決できれば問題ないのです。立ち止まること自体が「異常」だと思うしかありません。
限界という単語
安易に「限界」という単語は使わないことです。なぜなら、他者がその限界を超えてしまったら、「限界」と言えなくなるからです。しかも、世界中のどこかで、限界と感じていた課題をクリアしてしまう企業が現れたら、何も言えません。企業活動はできないことを証明する世界ではなく、できることを証明する世界。そのことを忘れないでいたいです。
言葉が未来を固定する
もし「限界です」と発言するリーダーにチーム運営を任せたら、どうなるのか。チームの業績が、飛躍的に向上することはないでしょう。リーダー自身が「ここが限界だ」と宣言した瞬間、その言葉を証明するように思考が停止し、行動が止まってしまうからです。
その結果、何が起こるか。
たとえ景気が良く、追い風が吹いている状況であっても、「現状維持」という名の停滞が続きます。リーダーが自分の心で決めた限界が、そのままチームの天井になってしまうのです。
まとめ
「これ以上は無理だ」と感じたときにこそ、「それでも、他社は先に進んでいるかもしれない。何かまだできることがあるはずだ」と視点を外に向けること。そう言い聞かせてきました。自らの心の壁を横に置いて、常に改善の余地を探し続ける。その姿勢こそが、停滞する状況を再び動かし、未来を切り拓く唯一の鍵となるでしょう。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
