起業後の成功要因。
いろいろな説があります。
そん中で実証分析された有効な成功要因の内容を見てみます。
「管理職経験の長さは、起業の3つの段階を越えるのに正の影響を与える」
→管理職の経験は有効。組織を経験すること、大組織を経験することは
大切な要素ですね。
「MBA資格やベンチャーキャピタルでの投資家経験は、
起業前には正の影響を与えたが、
起業後の利益には役立たない」
→資格はあくまでも資格であり、起業後の利益には役立たない、と
ばっさり書かれてあります。
あくまでも企業前だけのメリットです。
「起業の実行に際しては起業家や経営者の家族がいることが
正の影響を与えたが、
起業後の利益については家族は関係が無く、
むしろ起業家や経営者の友人がいることが正の影響を与えている」
→親が経営者だから、子も経営者になれるのか?と言えば
そうではない。特に起業後は家族より、経営者の友人がいる
ことのほうが大切。
『起業後に利益を上げることのできた起業家は、
そうでない起業家に比べて、経営相談をする相手の持つ
人脈の広さを考慮し、起業経験者に「経営者としての心得」
および「共同設立者、優秀な社員、取引先、顧問、
サービス提供者探し」について特に相談するなど、
相談相手に応じた相談内容を選択する傾向にあることも分かった。』
→相談相手は1人ではなく、内容によって複数の人に
相談してくことが大切、と。
メンターは、それぞれ年代別にいた方がいいですね。
このように、起業後に利益を上げる有効な資格や経験は
限られますね。
忘れたくない内容です。