本当に疲れます
情報戦、認知戦という言葉が、もはや専門用語ではなくなりました。SNSを開けば真偽不明の情報が飛び交い、ニュースサイトにはセンセーショナルな見出しが並び、生成AIによってもっともらしいフェイクニュースやフェイク画像、フェイク動画が大量に生み出される時代です。何が本当で何が嘘なのか、専門家でさえ見分けがつかない情報があふれています。本当に疲れますね。これが、今いる世界の現実です。
正しい情報を見極め
こうした状況の中で、「正しい情報を見極める方法」をだれかに教えてもらえれば楽ですが、残念ながらそんな万能な方法は存在しません。ファクトチェックの仕組みは大切ですが、すべての情報を一つひとつ検証する時間は現実的にはないと思います。とっても時間がかかりますから。
では、どうするのか。自分で見極めをしたいなら、自分の判断力を構築するしかないでしょう。特に、地政学においては、
・登場人物
・登場人物の心理
を見るしかないと考えています。
登場人物の発言や表情を時系列に並べる。すると、「何かおかしい」と感じ取れる自分がいます。情報を見極める力は、テクニックではなく、時系列で定点観測する経験から来るものだと感じています。
ひとつの情報源だけでは真実は見えない
ひとつのメディア、特定のSNSアカウントからの情報だけを見ていれば、それが世界のすべてに見えてしまいます。しかし、同じできごとを別の角度から報じた記事を読めば、最初の情報とまったく異なる景色が見えることは珍しくありません。海外のニュースに触れるといいでしょう。中東のことは、アルジャジーラから情報を得ている人も多いと思います。ライブ映像を流しているだけでも情報は入ってきます。
短期か長期化か
判断するとき
・このイベントは短期で終わる
・いや長期化する
という両面を検討します。短期で終わるには、それなりの根拠が必要。その根拠が薄い場合は、長期化するなとわかるのです。また、そのエリアの
・地形
・季節
も考慮に入れなければなりません。地形から判断できることもあります。
まとめ
情報戦と認知戦の時代に、フェイクニュースを完全に見抜く魔法はありません。しかし、大量の情報に触れ、複数の視点を持ち、「本当か?」と問い続ける習慣をつくることで、判断できる可能性は高くなります。その前に、「おかしいな」と気が付くようになるかもしれません。特に人の心理状態を見ていくと答えが見つかりやすいと考えています。
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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆
