なぜ「新規事業を生み出す文化」が必要なのか

企業経営にとって「現状維持が最大のリスク」というメッセージは本当に響きます。なぜ、それを感じるのか。成績が不調な部署が現状維持が要因なのは理解できます。しかし、成績好調な部署も「現状維持のリスク」を抱えていることが問題なのです。成績好調な部署も
・時代の変化
に追随しているのでしょうか。最先端を取り入れているのでしょうか。そんな問いをしながら経営をしなければならないと感じます。

成績不調な部署は他人の意見を聞き入れる姿勢があります。当然そうなります。しかし、成績好調の部署は他人の意見を聞き入れるでしょうか。どちらかといえば
・「何も言われたくない」
・「自分たちで判断したい」
・「自分たちのペースで進めたい」
と思っているのではないでしょうか。成績に慢心すると心理的にはそうなります。ビジネスが「完成された」と思い始め、自分の判断に絶対の自信を持つからです。

参考にする

ここで参考にしたいのがスタートアップ企業の事例です。あるスタートアップ企業は3事業・8プロダクトを運営しながら、さらに10以上の新規プロジェクトを同時並行で進めています。それくらい取り組まないと、市場のシェアがないスタートアップは生き残れないのでしょう。

原動力は、特別な戦略フレームワークではなく「企業文化」にあるそうです。スタートアップだからできるのではなく、あくまでも文化が醸成された結果なのです。ここが注目すべきポイントです。

リーダーが「まず動く」
そして、
合意より「試す」
ことを優先としています。この姿勢の積み重ねが、挑戦を当たり前にする空気をつくっているのでしょう。

新規事業生まれにくい

新規事業が生まれにくい会社には共通パターンがあるように感じています。

既存事業と同じモノサシで評価してしまうこと。10億円事業の10%成長と、新規事業の1億円を短期の数字で比較すれば、新規に人を割く判断は通りません。成長部署に人財を投入すべき、という意見が通ってしまうでしょう。

他にも成功体験への固執が原因になることもあります。変革期において、既存の成長部署が業績維持できるかは、早めに予測しなければなりません。しかし、「この事業で成功できる」という信念が、より大きな機会(チャンス)を逃す原因になり得ます。そこが判断の分かれるところです。

まとめ

やはり、今の時期は、リーダー自身が最初の一歩を見せることが優先です。文化とは制度ではなく「目の前の人がその行動をしているか」で決まります。リーダーが新しい取り組みに手をあげる姿勢こそ、最強の文化醸成装置となるでしょう。やはり組織はリーダーで決まると思います。

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スキマ時間に読めるビジネスリーダーのための『経営情報Web Magazine ファースト・ジャッジ』fjコンサルタンツ 藤原毅芳(fujiwara takeyoshi) 運営 執筆