【fjコンサルタンツ365日Blog:3323投稿目】
食品メーカー等が材料などの高騰により
価格据え置きで容量を減らすことを
「シュリンクフリーション」
と呼びます。
最近は、シュリンクフリーションが
起こっているのか確認できるサイトまであります。
http://shrinkflation.info/
消費者側からすれば、
①容量据え置きで値上げ
よりは
②容量減少で価格据え置き
の方が心理的負担が少ない。
ある意味、メーカー側も消費者側も
負担の少ない経営の選択をしていることになります。
メーカーにとって値上げするタイミングは
あまりありません。
消費者が納得する理由がないからです。
クロネコヤマトは、現場がパンクしている
ことを消費者に理解してもらうことを優先して
から値上げに踏み切りました。
クロネコヤマトのドライバーさんに対して
「大変」
「かわいそう」
という感情が消費者に芽生えたタイミングで
値上げをしています。
このくらいまで世論をつくることは難易度が
高く、どの会社もできるわけではありません。
そうなるとシュリンクフリーションという
選択をすることになるのです。
とはいっても、容量を変えることができる
メーカーさんしか選択できないので
食品、日用品に限られるわけです。
ただ、心理的負担を少なくしながら
選択する手法として覚えておくことは
有効だと思います。