【fjコンサルタンツ365日Blog:3327投稿目】
アマゾンジャパンが書籍を印刷会社から
直接調達する形式を取りはじめました。
アマゾンジャパンが出版社に直接発注した
雑誌などを印刷会社から直で自社倉庫に
入れることになります。
いわゆる取次店の存在を中抜きする
形になります。
現在、アマゾンジャパンと直接取引きをしている
出版社は300社弱。
2.アマゾン直接取引の拡大
直取引額比率は2016年11月約35%から、2017年8月45%へ上昇。2019年1月31日の発表では、直取引を行う出版社は2942社(前年2400社)、2018年の売上の直取比率56%、取次経由44%。所沢の直取納品センター利用は315社(すべて出版社と考えられる)、参加倉庫会社43社。
http://www.shuppan.jp/bukai6/1166-2020120.html (2020年1月)
出版社全体の1割程度だと予測されますが
この割合が2割を越えてきた時に一気に
流れが変わるでしょう。
出版業界は雑誌が売れない状態が続いていますが
去年はマンガ本も大幅ダウンしています。
こうした状況の時は、既存取引きルートだけでなく
新たなルートを模索するのが普通になります。
今後、直接取引きの形態が新たにあらわれて
くることも予測ができます。
経営において既存ルートを利用することが
優先されますが、状況が悪化すれば簡単に
崩壊する、ということです。
今回は中抜きという形であらわれただけです。