経営者にとっては、会社に忠誠を尽くして
もらいたい、というのが本音ですが、これだけ
価値観が多様化している時代にはむずかしい。
だから、年代によっては
【自分のため】に仕事しろ!
と伝えることもあります。
仕事は
【会社のため】と【自分のため】
の両方がありますが、どちらが先でも
ゴール地点は一緒だと思っています。
ようは、仕事の能力が上がり、仕事の成果が
でることが優先。
その第一歩が
【会社のため】ではなく
【自分のため】であってもいい
と考えています。
仕事の能力と結果が出てくれば、自然に
前向きになり、考え方も変わっていきます。
余裕も出てきたら、視野も広がり会社全体の
ために発言するようになるのです。
先日も
「社内の部署を越えて、会社全体が良くなればいいんです」
と力説している30代の人が出てきました。
最初出会ったときは、そんな余裕も無く、
自分のことで精一杯でした。
それが、成果を出し始めると、変身するのです。
やはり自分を育ててくれた、成長させてくれた会社に
感謝しない人はいません。
恩返しをしたいと思うのが普通です。
これこそ、自然な忠誠心のひとつです。
最初からゴールを求めるのではなく、相手に
合わせて、ちがうアプローチを取ってあげるのも
優先順位を考えるときに重要なことですね。