【営業力】と【マーケティング力】にはバランスが
あります。
特に、営業社員を抱えている企業にとっては、大事な要素。
【営業力】と【マーケティング力】の両方が強ければ
いいではないか、と思われるかもしれませんが、同時に
成立することは、ほとんど見たことがありません。
【営業力】強い:【マーケティング力】弱い
【営業力】弱い:【マーケティング力】強い
のように、どちらかにウェイトが偏ってしまうのです。
ここで言う、 【営業力】とは、営業個人の力。
たとえば、提案力、クロージング力、開拓力、人脈力などです。
【マーケティング力】とは、会社の力。
たとえば、集客、顧客フォローなどです。
将来にわたって、他社より強い組織であり続けるために
【営業力】と【マーケティング力】を
バランスよく組み上げていくしか他はありません。
理想の配分は、
【営業力】6:【マーケティング力】4
のバランスになります。
営業側にクロージング力、開拓力が残っている状態を
理想と考えています。
たとえば、
顧客が契約しに来る(買いに来る)状況をつくって
しまうと、
【営業力】1:【マーケティング力】9
になってしまい、営業社員は、契約手続き、
契約後(購入後)の事務処理をしているにすぎません。
クロージング力、開拓力はゼロに等しい。
『名ばかり営業』というところでしょうか。
これでは、せっかく構築したマーケティング力も
伸び悩みます。
営業の方々も、達成感に乏しく、仕事の面白みに
欠けるでしょう。
だからこそ、マーケティング力で売上げ数字があがって
いるときでも、現状に満足せず、営業の方々に対しては
開拓力
クロージング力
を問うていかなければなりません。
そういう意味での
【営業力】6:【マーケティング力】4
というバランスでもあるわけです。