責任感を教えるには?
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「無責任だなあ、○○さんは」
という場面が多々あります。
「責任感があるなら、わかるだろ。
大人なんだし」
と言っている上司を見かけたことが
あると思います。
仕事において責任感とは、何でしょうか。
責任感とは、「歯止め」を効かす人だと
考えています。
歯止めとは、抑止力。ストッパー。
この人なら、やり遂げてくれる、という
歯止めが責任感の大きさです。
「逃げない」という言い方もできます。
では、責任感のレベルを上げるには
どうしたらいいのでしょうか。実は、
まわりから無責任に見えている本人は
自覚がありません。
だから、「無責任」と直接的に言われても
おそらく、理解しないと思われます。
こんなとき、どう育てるのか?
たとえば、顧客から無理な仕事を
依頼されて、断れずに受けて
しまったら。
後から、「できませんでした」と言うことに
なるわけです。
1)顧客の要望に応える
2)顧客の結果を出す
1)の要望には応えているので本人は
OKだと思っています。しかし、2)の
結果を出すことに対しては、何も
できていません。これでは、顧客に
貢献もできず、しかも不満を残します。
何が自分の役割なのか、根本を
理解していないのです。
顧客の前で「いい顔」することだけが
顧客のためではありません。顧客の
結果が出ること、利益が出ること、
メリットを享受することなのです。
仕事においては、顧客の評価が
100%です。
責任感は、まず仕事の役割の理解
からはじまるのです。