「論理」(Logic)
という言葉の意味を理解した映画です。
あらすじは、
父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、
陪審員が評決に達するまでの議論の様子を
描いた作品。
法廷に提出された証拠や証言は被告である
少年に圧倒的に不利なものであり、陪審員の
ほとんどが少年の有罪を確信していた。
全陪審員一致で有罪になると思われたところ、
ただ一人、陪審員8番だけが少年の無罪を主張。
他の陪審員たちに、固定観念に囚われずに証拠の
疑わしい点を一つ一つ再検証することを要求。
陪審員8番の熱意と理路整然とした推理によって、
当初は少年の有罪を信じきっていた陪審員たちに
徐々にある変化が出始める。
映画としては、ほとんどが下記、部屋での
カットしかない。
映像、音声の派手さは全くない。
ただ、議論が着々と進んでいるだけ。
議論の内容が、ある疑問を提示されたときから
変化しはじめる。
疑問点から事実を推測し、突き詰めて行く。
事実は、すべての人に理解を与える。
事実は、認めざるを得ない。
この衝撃を与えてくれた映画です。
【参考】
http://ja.wikipedia.org/wiki/十二人の怒れる男