先日もクライアントの幹部合宿に参加して

きました。

2日間で話し合いが合計16時間以上。

懇親会のときも激論を交わしていたので

総時間数は22時間を越えています。

社内、部署内の課題を

経営の視点から

リーダーの視点から

メンバーの視点から

に分けて、さらに

問題の大きさ(大)、(中)、(小)に

分類して話しを進めていったのです。

今回は初期の段階なので誘導的なことは

一切せずに、進行も意図的にオープンに

行われました。

話しの進行がどこに行くのかわからない

状態で進行する手法です。

このやり方は、一歩まちがうと途中で

話し合いが紛糾してしまう恐れがあるので

第三者の方が立ち会われることが前提です。

今回も社内の人たちだけで話し合うのは

避けたいとリーダーの方から要望があり

同席させていただいた経緯があります。

出てきた課題の数は、ゆうに100を越えました。

全部を取り上げる時間はないので、

課題の大きさ順に話しを進めました。

ひとつずつ課題をメモに書いてならべたわけですが

ここにあるのは【表層の課題】。

この【表層の課題】の解決が話し合いできれば

会社はよくなるといいのですが、そうとはかぎりません。

【表層の課題】の裏側には必ず【真の課題】が潜んで

いるのです。

【真の課題】とは、

「長年にわたって持ち続けている事柄」

であることが多い。

解消されずにくすぶっている事柄なのです。

ここには、人の感情という見えない部分も

含んできます。

そこを【制限のない時間】と【いつもと違う場所】で

ひも解いていくわけです。

ここでのポイントは、

参加者の中に【真の課題】が見えている人が

いること。

そうでなければ予想以上の結果は得ることができません。

こうして【真の課題】が解決し大きな岩が動き始めれば

あとはスピード加速してモノゴトは進展していきます。