データしか見えない人と顧客の姿が見える人とのちがい
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どの会社に行っても「顧客リスト」は存在します。
うまく活用できている会社もありますが
なかなか活用できていない会社の方が多いようです。
理由は
「めんどうだ」
「手間がかかる割には結果が出ない」
「何をしたらいいのか、よくわからない」
という声を現場で聞きます。
ただ、売上げが停滞するときなどは、顧客リストの
見直しに手をつけることが多くなるはず。
最初は、【分析】からやってみよう、ということで
顧客分類をしはじめることが多いようです。
「住所で分類」
「購入金額で分類」
「業種で分類」
「リピート回数で分類」
「年齢で分類」
「規模で分類」
などと分析指標は数限りなくありますね。
では、この先は何をすればいいのでしょうか?
やることは、分類されたデータから
顧客の姿が察知することです。
ここで大きな差が出ています。
分類された顧客リストを見て
【データしか見えない人】
と
【顧客の姿が見える人】
の2つに分かれるということ。
たとえば、【データしか見えない人】は
「この年代の人が多いから、この層にDMを送ろう」
と短絡的に考えてしまいます。
【顧客の姿が見える人】は
「この年代の人が多いのか。
自分のまわりだと◎◎さんの年代だなあ。
そうか、
この年代の人は、◇◇な傾向がある。
なら、△△なこともできるのでは」
と【データ】と【人物像】をマッチングさせて
考えることができるのです。
分類されたデータから、そこに存在している
顧客をリアルに描くことができるのです。
データを見ているだけで勝手に人物像が
動き出す感じです。
この推測力がマーケティングの力。
顧客リストというデータが活性化する瞬間
なのです。
そのためにも、日頃から「人間観察」し
自分自身の中に様々な年代、嗜好の人たちの
データを蓄積していきたいところです。