経営における【精度】と【あいまいさ】のバランスについて。

「経営は結果がすべて」でありますが、

すべての面で精度を高めなければならないのか?

という命題があります。

経営計画を作成するときも

【精度】がすべての部分もあれば

【あいまいさ】をもって突っ走る部分も

あるはずです。

その切り分けは、どこになるのでしょうか。

【精度】が求められるのは

損益分岐点を越えるために必須の部分

のことです。

【あいまいさ】を持った部分は

「リサーチ不足の部分」

「可能性がある部分」

のことです。

【あいまいさ】を持った状態というのは、

売上、利益目標の金額も仮の数字として

設定はするが、

「6ヶ月後に上方修正しますよ」

と言って確定させない状態のことです。

リスクをともなった部分でありますが

リスクが部分的にあるということは

リターンもそれなりに大きい、ということ。

経営計画のどこかに大きなリターンを

仕込んでおくことが経営の醍醐味。

【精度】を高めた部分で安全を取り、

それ以外のところでは【あいまいさ】を

持ちながら果敢にチャレンジしていく。

時代が大きく動くときは、チャレンジが

大きく飛躍する可能性が高い。

業界の順番も入れ替わる可能性も高い。

経営計画はこうしたバランスをとりながら、

【精度】と【あいまいさ】を分散させて、

会社が発展することを目指すべきです。