言っていることの正当性と無責任さの両面
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コンサルティングの現場では、リーダーの
方と個人面談をすることがあります。
会社に対して、とても建設的な意見を言ってくれる
方も多い。
ただ、そこでそのまま受け取るわけには
いきません。
そこには、
【内容の正当性】と【役職としての責任感】
の両面が成立している必要があるのです。
やっかいなのが
【内容が正当】と【無責任な立場】
で述べているパターンの時。
意見として言っている内容は、【まとも】な
意見だが、自分の立場を横に置いて、
【無責任】なポジションで意見している人の
ことを指しています。
最初は、責任感を持って発言しているのか、
無責任なのかわかりませんが、途中で
【無責任】な立場で言っていることが
わかった場合は、発言内容がいくら正しくても
そのまま取り入れることは必要ありません。
【評論家タイプ】のリーダーとも言えます。
《冷静な自分》を打ち出しているつもりでしょうが
なかなか経営層には、なることができないタイプ。
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組織にこの手の【評論家タイプ】のリーダーが
どの程度の割合でいるのかが、最初の分岐点に
なります。
評論家タイプのリーダーが多ければ、はやめに
時間をかけた話し合いをしなければなりません。
いくら性格がいい人であっても、
いくら仕事をこなせる人であっても
【無責任さ】を
持ち合わせている場合は、組織が成り立つ
見込みが低くなってしまうのです。