先日も、あるリーダー会議にて

「ーーーーを改善しようと思っています」

と報告されていたリーダーがいたので

『どのように?』

と質問したところ

「これから考えたい」

と返答されました。

『この内容について他社事例は?』

「知りません」

『本を読みましたか?』

「いえ」

『検索しましたか?』

「まだです」

『他社見学は?』

「行ったことがありません」

上記なようなやりとりをしました。

これは、

【知識】と【経験値】のバランス

を確認したかったのです。

どちらかに偏ったらリーダーとして不適格。

たとえば、 ベテランのリーダーにありがちな、

【知識】1:【経験値】9 の場合

→『視野が狭い』リーダーであることが多いです。

この手のリーダーは、『アイデアに乏しい』。

そのため、すぐ行き詰まる傾向にあります。

ただ、やっかいなのが、経験値が自信につながって

いるため、変化を受け入れようとしないこと。

視点がひとつだけになることです。

もう一方で、若い時にリーダーに抜擢された方は、

 【知識】9:【経験値】1 となり

→浅い経験値を知識で補おうとする『知識先行』に

なりがち。

【人を変え組織を動かした】経験が少ないので

理想論をふりかざすことになります。

とにかく、部下に甘い。

書物に出ている大企業事例しか見てないことも多く、

自分にたちに当てはめた時を、考えようとしません。

これでは、なかなか組織は変化しません。

このように、知識と経験値は、バランスが必要です。

最終的に組織をつくるリーダー、経営層には不可欠。

これは、経営コンサルタントも同じ。

経験だけでは、再現性がないですし、

知識だけでは、人を変え組織を動かすことはできない。

忘れてはいけないバランスなのです。