3月決算、6月決算、9月決算、12月決算と企業は
年に一度、期末を迎え、来期の計画を立てます。
売上金額、利益金額、経費の割り振りなど
毎年、練りに練って組まれていることと思います。
この最終決定された計画数字を社内に落とし込むこと
が計画達成への近道であり、全員が理解するのが理想です。
ただ、そう簡単ではありません。
「こんな数字はできません」
と思っている人は多いものです。
口に出して言わないのでやっかいな問題でもあります。
こんな時、一人一人の理解をどのように確認すればいいのか。
それは、計画数字の根拠を説明させるのです。
たとえば、
【売上数字】と【根拠】
を詳細に説明してもらうのです。
【どの顧客】で【いくらの売上数字】を考えているのか?
【どの商品】で【売上構成】を考えているのか?
【どのエリア】で【売上配分】を考えているのか?
これをひとつずつ説明してもらうのです。
計画数字に不満や不信、自信の無さを持っている人ほど、
このときに<あいまいな説明>となり根拠がうすい。
計画数字と根拠の間に不足分が生じています。
これでは、計画達成は最初から実現不可能。
この不足分の穴を埋めることが必要となります。
穴埋めは、どうすればいいのか。
【穴埋めの根拠】を一緒になって
リーダーが考えているあげることです。
時間をかけて、不足分を補う根拠をつくってあげること。
これがリーダーの力、落とし込みの作業なのです。
ここから組織化のスタートがひとつはじまります。
計画数字に根拠ができれば、必ず【やる気】がわいてきます。
計画数字の【根拠】と【やる気】は大いに関係するのです。
計画を立てただけで終わらず、落とし込みまでできる
組織を目指したいものです。