「この顧客は将来売上げがなくなるかもしれません」

と会議で営業担当の方が発言。

この場合、顧客側が流通の流れを【中抜き】しようとする

取り組み始めたのがわかったそうです。

すぐには、売上げは減りませんが、いつかは

減少していき、最後には、【ゼロ】になるだろう、

とのこと。

気がついていた人もいましたが、はじめて

知った人もいた、という状況。

【中抜き】は、業種を問わず起こりうる現象です。

さて、次の手はどう打てばいいのでしょうか?

取り組むべきことは、2つしかありません。

【現状】と【新規】

の2つです。

【現状】は

徹底的な現状確認をして顧客が【中抜き】を

実施してくる時期を探ることです。

「実は、すでに始まっているのです。中抜きが・・・」

という状況も過去には実際にありました。

情報が遅いだけで、打てる手も不可能になります。

もう一方の【新規】。

わかっているけど、なかなか取り組めないのが【新規】。

「忙しすぎて、とても新規までは・・・

・・・もちろん、やろうと思ってはいますが」

という報告を今まで何度聞いてきたことでしょう。

まず、【新規】の取組みを

〈やる〉 or  〈やらない〉

のか、はっきり決めることです。

特に経営層の姿勢が問われます。

売上げが減少するだろう、という状況のときは

ベテランであろうとも【逃げ】の姿勢になることが

多いです。

取り組む内容を決める前が最も大事。

ここで意思表示がされなければ、必ず

うやむやのまま、時が過ぎ去って行きます。

意思が統一されれば、あとは行動のみ。

あとは、結果がついてきます。

このように【現状】と【新規】が並行して

進んで行くことが理想です。

どちらを選択するわけではありません。 

 最近は、このような状況になる企業が多いので

ぜひ前を向いて進んでもらいたいところです。