全席優先席から最優先席へ
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人の感覚は不可思議なものです。
横浜の市営地下鉄の座席は
【全席優先席】
となっています。
それが、今度はその中に
【最優先席】
をつくることになってしまったそうです。
【全席優先席】を設置した当初の目的は
「席を必要とする人に行き渡るようにするため」
だったはず。
それが、結局は目的を果たせなかった。
理由は何か?
全席が優先席という設定だと、
【当事者意識が薄くなる】
のだと思います。
数が多くなると、
「誰かが席を譲るだろう」
という意識が強くなり、誰も譲ろうとしない
という現象になってしまう。
優先席数が増えれば、意識も増えるわけでは
ないのですね。
これ、会社でも同じことが起こっています。
「全員でチェックしよう」
「担当者をつくらず全員担当でやろう」
としてもうまくいかないときは
同じ現象が起こっているわけですね。
気をつけたいところです。