リスク管理の書籍を読んでいたら
「雪上運転の講習後に、雪上での事故は減るのか?」
という問いがありました。
雪上での運転技術は向上するので、事故は減るはずです。
しかし、事故の数は、減らない。
なぜなら、運転技術が向上した分、雪上でのスピードを上げることができるので、以前よりスピードを上げてしまうのです。
人は、危険ぎりぎりまで、無意識でチャレンジしてしまう、という習性があるそうです。
そのため、事故が減らない。
なるほど、思い当たる過去がある、という人も多いでしょう。
できるようになると、
【危険ぎりぎりまで、やってみたくなる】
わけですね。
ということは、危険予知を教えすぎても結果は変わらない、ということが事実として起こるのです。
やはり、経験させないと、わからないこともあるのでしょう。