【出光佐三語録】より
(P27)〜講義の中で感銘の深かったのは、内池廉吉教授の「商業概論」であった。
「商売は金儲けではない」といって、
「ただ物を動かして、中間に立って利鞘(りざや)を取るだけの商品は、
今後、不要になる」
「生産者と消費者の中間に立って、これを直結して双方の利益を考える、
配給者としての商人だけが残る」
と商業の社会性を説いた。
このエピソードは、明治の時、出光佐三氏が神戸高商に通っている時のものです。
創業後の指針にしたのが、上記の内容だったのです。
この指針に従って経営判断をしていったわけですね。