技術者の中でベテランの方を尊敬を込めて
「職人」
と呼ばれています。
このベテランの技術を受け継いでいくことは
困難とされています。
これは、技術職だけに限ったことでは
ありません。
事務系の仕事でも起こりうるのです。
特に、責任感の強い人ほど、人に任せられない
ので、結局のところ技を受け継ぐことが
なかなかできないこともありますね。
本人は、まったく悪意がないので、これもまた
困ったものです。
本人の責任感だけで判断すれば、そのままでも
いいのですが、会社は組織ですから、そのままでは
目標に到達することは永遠の課題になってしまいます。
そんな時は、本人だけに判断させず、周りの人も
巻き込んで仕事を分担させること。
また、技を覚える人に仕事を丸投げすることです。
小さい仕事を最初から最後までこなす回数を増やせば
増やす程、人は育ちます。
自分で考えるようになるからです。
このように、技を会社に残すことは避けられないので
ひとつずつ時間をかけて進めましょう。