去年から気になっていたことは、
自動車メーカーの日産から「目を引く新車」が
出てこないことです。
その理由が評論家によって解説されていました。
理由は、「コミットメントの弊害」。
コミットメントとは、目標数値を絶対達成すること。
そのため、100%達成する、という社内文化はすばらしい
ものなのですが、開発部門にとっては、
「目標値を低く見積もる」
対応をしてしまったようです。
そのため、目標販売台数が少なければ少ないほど、
【開発費がかけられない】
というジレンマに陥るのです。
そのため、【最新鋭の装備】が標準搭載できないのです。
評論家曰く「新車なのに古い車」と表現しています。
これでは、売れるはずもなく、魅力的な車でもありません。
開発部門は、「人事評価」も「コミットメント」も別の領域で
判断してあげないといけないことがわかります。
開発部門に数値化を求めたり、極度な目標を求めると
失敗するケースは多々あります。
経営者としては、考えたい部分です。