商品を設計するときに、通常は
「過剰なスペックは削る」
ことが普通です。
コスト低減のために各企業が努力しているのも
この点でしょう。
しかし、消費者は、逆な部分に魅力を感じることがあります。
『過剰スペック』な商品をほしがることがある、または、
過剰スペックに魅力を感じる、ということ。
たとえば街乗り自動車がメインなのに
『4輪駆動車』や『SUV』
のくるまを購入したり、街で生活しているのに
着ている服は、なぜか登山用だったり・・・。
この意味のない余分な性能が魅力ある差別化と
感じるわけですね。
そういう意味では、商品パッケージも無駄がありすぎる
過剰パッケージの方が価値を感じやすいのも納得ですね。
このように、過剰なクオリティや過剰な性能を付加した方が
お客様が魅力を感じることがあるので、単に削るだけでなく
その一方で過剰部分を足していく、という視点も必要です。